円錐部の硬膜内髄外腫瘍では、粘液乳頭状上衣腫mixopapillary eppendymomaと神経鞘腫nuerinomaの鑑別が大事です。後者であれば、待機的に経過観察が出来ますが、前者では早期にOpeが望ましいからです。
mixopapillary eppendymoma: T2高信号部位が、造影される。ムチン質に浸潤した腫瘍細胞か。ただし、ゼリー状のcystは造影され無いこともあるから、造影されないからといって否定はできない。
nuerinoma: t2高信号は,造影MRIで造影されない。cyst。
結局、画像では粘液乳頭状上衣腫を否定することはなかなか難しく、経過観察するにしろ慎重に画像をチェックしていかなければなりません。
参考文献
J Spinal Disord Tech. 2014 Apr;27(2):105-10.
Differentiation of spinal schwannomas and myxopapillary ependymomas: MR imaging and pathologic features.
Ando K, et al.
2014年5月27日