下表にサルコペニア研究に関連する雑誌を中心に、主なオープンアクセス・ジャーナルのImpact FactorとPublication Feeをまとめてみました。参考にしてください。
表. 代表的なオープンアクセス・ジャーナルのインパクト・ファクターと投稿料(2013年11月現在。IFは主に2012年度のもの)
Journal Name |
Impact Factor |
Fee |
Publisher |
|
PLoS Medicine
|
16.2 | $2900 | PLoS | |
PLos One |
3.730 |
$1500 |
PLoS |
|
Cell Reports |
N.A 2012年創刊の為、まだIFついていません。 |
$5000 |
Cell Press |
|
Nature Communications |
10.0 |
$5200 |
Nature Pub |
|
Clinical Interventions in Aging |
2.6 |
$2200 |
Dovepress |
|
BMC Musculoskeletal Disorders |
1.88 |
$2060 |
BMC |
|
BMC Geriatrics |
1.97 |
$2060 |
BMC |
|
BMC Medicine |
6.68 |
$2420 |
BMC |
|
Journal of Orthopaedic Surgery and Research |
1.01 |
$2355 |
BMC |
|
Skeletal Muscle |
NA |
$2355 |
BMC |
|
Scoliosis |
· NA PubMed |
$2355 |
BMC |
|
Journal of Trauma Management & Outcomes |
(0.95,unofficial) PubMed |
$2355 |
BMC group |
|
Bone & Joint Research |
NA PubMed |
$750 |
JBJS-br(BJJ) |
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Case Reports in Orthopedics |
NA PubMed |
$300 |
Hindawi |
|
Biomed Research International | 2.71 |
$2000 |
Hindawi |
Open Access Journalの闇
オープンアクセス・ジャーナル(open access journal)に関する大変興味深い記事がサイエンスに掲載されました。サイエンスのようなメジャー雑誌も無視できないようです。ただ、クローズの雑誌の採択率と比較していないので、この実験のみでオープンアクセス・ジャーナルの質が低いとまでは言い切れないですね。
ただし、質の担保はまだまだ発展途上かもしれません。また、事業者における出版コストが低下したために雑誌の数が急増しています。当然論文数、引用論文(ひょっとしてself citationも)も急増しており、いわばインパクト・ファクターのインフレを引き起こしている側面があるかもしれません。
Who's Afraid of Peer Review
Science, 4 October 2013: Vol. 342 no. 6154 pp. 60-65
要約
リジェクトされるべき論文をオープンアクセス誌に送りつける実験
7割はフォーマットやアブストの長さなどの表面的な査読に留まり、科学的な内容を見なかった。
大手出版社(Elsevier)もアクセプト。
雑誌名に冠された地名と出版社の位置が全く一致しないものも
PLoS ONEやHindawiは、きちんとリジェクト
オープンアクセス・ジャーナルの未来
功罪のあるオープンアクセス・ジャーナルですが、ひょっとしたら近い未来には紙の有料購読誌を席巻してしまうかもしれません。 その頃にはインパクトファクターの代わりに、Youtubeみたいな視聴数とか、iTunesみたいなダウンロード数が論文の評価法になっているかも。
参考URL: ウィキペディア
http://plaza.rakuten.co.jp/piyokota/diary/201304260000/
http://d.hatena.ne.jp/hornistyf/20131005/1380973438
http://www.slideshare.net/YuiNishizono/20120229-11980141
2013-11-06
Impact Factor 以外の指標
IF
Eigenfactor
SJR
SNIP
H-index
偽出版社のリスト
Beall’s List https://scholarlyoa.com/publishers/
2016-12-01 追記