2013-10-10
random effect とfixed effectを混在させて検討する統計。さまざまな生物学的検討、特におなじサンプルに対する反復測定(縦断研究など)に有用。多変量解析において、一般線形モデルよりも、より複雑な多変量データ(経時観察、反復測定、クラスターデータ)を扱うことができる。すなわち、互いが相関しあうような、純粋に多変量ではないデータを扱うことができる。欠測値を含むデータに対しても解析できるため、repeated ANOVAよりも好まれる。
参考 http://en.wikipedia.org/wiki/Mixed_model
bm.hus.osaka-u.ac.jp/~kanekiyo/pptstudies/020510mixed.ppt
以下のモデルの総称
固定効果モデル:固定効果のみのモデル
変量効果モデル:変量効果のみのモデル
混合効果モデル:固定、変量双方含むモデル
固定効果(fixed-effect)
ある因子を固定効果として解釈。その因子に対して有限個の水準を想定
研究では、評価したい全ての水準を含んでいると考えることになる
解釈例:性別、治療有無有無
変量効果(random-effect)=ランダム効果
ある因子を変量効果として解釈
その因子に対して無限個の水準(水準の母集団)を想定
研究では、実際に検討する水準は母集団からの標本であると考えることになる
解釈例: 病院ごとの違い