米国の大規模疫学調査(National health and nutrition examinaton survey 、NHANESIII)の結果を紹介します。1万人以上を対象とした、日本では考えられない規模の疫学研究です。年齢・性別・人種等々で多変量解析をした結果、サルコペニア肥満が一番インスリン抵抗性が高く、サルコペニア肥満であることが糖尿病であるオッヅリスクが一番高い結果でした。実は筋肉は糖代謝の大部分を占める臓器でもあります。筋肉が足りないことにより、筋肉で使われるべき糖分が余って、血糖値が高くなり、ひいては糖尿病になりやすく成ります。サルコペニアに肥満が加わることにより、より糖尿病の危険が高い状態になります。 図表はわかりやすくするため論文データから一部要約改変して引用しています。ご承知ください。
2013-08-01